痛み止めがいらなくなりました

膝関節、腰など、年を重ねる度に痛みまして、病院で痛み止めと、胃の薬でだまし、だまし、過ごしていました。
薬のない日には、時間が経つのが待ち遠しくて、薬に頼った日々でした。
1年程してコラーゲンを飲んでみたところ、痛み止めを飲むのを忘れる日々が多くなり、今では薬を飲んでいません。

また食事が美味しくて、体重が増えたのと、コレステロール値が高くなってしまいました。
血管が丈夫になるというので、楽しみにしています。

墨用膠

<「膠(にかわ)」の語源>

 「膠(にかわ」」の語源は明らかになっていません。しかし、ウラル語系の梓弓(あずさゆみ)を作る時の接着剤を意味する言葉から派生したもの、という記述が残されています。

コウ(またはキャウ)という中国語の「膠」が日本に入ってくる前に、「膠」を意味する「にべ」という言葉が日本には存在していました。

その証拠に、「徒然草」には「鯉の煮物を食べると髭ににべがついて」という記述があります。また、和膠生産者は原料の皮を「にべ」と呼び、弓師は膠(にかわ)を「にべ」と呼んでいます。さらに、皮革業界では脱毛した牛の皮を「にべ」と称しています。

 

<「和膠(にかわ)」の製造工程と最適な乾燥時期>

和膠は60℃前後で8時間抽出し、温度を90℃以上に上げて濃縮し、濃度12%の膠液を回収します。さらに、この取り出した濃縮液を冷却し、凝固させます。乾燥の最適な温度は屋内温度で0℃以上、屋外温度で20℃以下です。膠を凍結させるとコラーゲンの構造が崩壊し接着力が低下するため、0℃以上での乾燥が必要と考えられています。屋外温度とのバランスを考えると、10月後半から4月中旬が乾燥に最適な季節です。

近代日本での生産地が近畿圏であることは、この乾燥条件に適していたことも要因の1つと考えられています。

 

<墨の歴史について>

墨は、炭素末(煤=すす)と膠(にかわ)、さらに少量の香料を練り合わせたものです。墨の起源は紀元前1500年ころの中国、殷の時代と言われています。漢の時代に蔡倫(さいりん)が紙を発明したことが、墨の需要が急激に伸びた発端です。さらに日本書記には、飛鳥時代の頃に渡来僧が日本に墨を持ち帰った、と記述されています。

墨を作る省庁があり、作り手が公務員であった事も興味深い事実です。正倉院には、最古の墨が保存されているという話もあります。奈良時代になると仏教が盛んになり、写経が行われるに従い、墨の需要も増えたようです。奈良には寺院が多く、必然的に墨の製造業者が発展したようですね。

煤には、松煙と油煙があります。それぞれ書画の味わいに違いがあり、趣を感じます。豊臣秀吉の時代の日明貿易で、広東膠や油煙の原料である菜種油が輸入されてきたことが、煤の拡大に大きな影響を与えたといえます。

煤に含まれる香料は、膠(にかわ)を炊く臭い消しにも使われていた可能性があります。獣臭があると殺生を禁じる仏教の教えに背くことにもなります。この香りが精神を落ち着ける作用もあり、墨を磨ることで精神統一が出来るのかもしれませんね。

液体墨は習字学習に伴い、墨を磨る時間の短縮を要請されたことから開発が進んだようです。膠の代わりに合成樹脂が使用されるようになり、分散性や速乾性の液体墨が普及しました。その結果、現代では固形墨を見かける機会が少なくなったようです。これも時代の流れですが、固形墨の紙での滲み、青味がかった墨独特の色彩は膠の作用と相まって芸術性の高いものであることは変わりがないと思います。固形墨の製作技術の消失も時間の問題で、無くなる前に何とかしておきたいものです。

【重要なお知らせ】天候不良の影響によるご注文商品の配送不可地域と一部地域での遅延についてのお知らせ

お客様各位

平素は弊社商品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。

現在、一部地域にて発生しております、大雪や荒天によるご注文商品の集荷・配達への影響について、ヤマト運輸様ならびに佐川急便様より、重要なアナウンスが発表されております。

該当の地域への今後のお荷物の集荷・配達が中止との発表があり、その他の集荷・配達に関しましても天候や交通状況により遅延の可能性が予想されております。

お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

※2022/1/12 現在
各社配送不可の地域、及び遅延地域が散見されます。下記URLのページにて、ご確認の程お願い申し上げます。
※集荷不可地域からのご注文は、集荷が解除になり次第の発送になります。(発送が完了次第メールにてご案内します)

■佐川急便

【集配不可】 北海道全域

https://www2.sagawa-exp.co.jp/information/detail/185/?_ga=2.228093338.608429335.1641950563-1491272692.1605231363

■ヤマト運輸

【遅延】 北海道全域、新潟県・熊本県・鹿児島県(各一部地域)、沖縄県全域

https://www.yamato-hd.co.jp/important/info_211224_2.html

2022年1月12日

ドクターウエルネス株式会社

後払い決済代行会社変更のお知らせ

平素は弊社商品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。

この度、1月15日(土)ご注文分より、後払いの決済代行会社を「GMO後払いへ変更させていただくことになりました。
変更点は以下の内容となります。

現 行:商品お届け後1週間以内に後払いの請求書が別送(郵送ハガキ)でお客様宛に届きます。

変更後:お届け商品と一緒に請求書が同梱されます。

尚、後払いの決済手数料は現行と変わらず無料となります。

今後ともよろしくお願い申しあげます。

  • 2022年1月14日(金)ご注文迄現行通り
    「後払いドットコム」会社名:株式会社キャッチボールのご利用となります。
    ※請求書は、商品と別送(郵送ハガキ)
  • 2022年1月15日(土)ご注文分より変更
    「GMO後払い」会社名:GMOペイメントサービス株式会社に、ご利用を変更
    させていただきます。※請求書は、商品に同梱

以上

 

2022年1月7日

ドクターウエルネス株式会社

【完売御礼】プラセンティコラジェル完売のお知らせ

平素は弊社商品をご愛顧賜り厚く御礼申し上げます。

『プラセンティコラジェル(化粧品)』ですが、おかげさまでたくさんのお客様からご注文をいただき、完売いたしました。

長年ご愛顧いただきましたお客様に心より感謝いたします。誠にありがとうございました。

今後ともドクターウエルネス商品をご愛用賜りますよう、お願い申し上げます。

2021年12月23日

ドクターウエルネス株式会社

怪我の治りが早くなりました。

怪我した時の治りが早い気がします。
また、眉間のシワが薄くなったように思います。
1年程前から妻も飲むようになり、肌の調子が良くなったと申しております。

年末年始のご案内

平素は格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。

弊社は誠に勝手ながら、年末年始休業日を下記のとおりとさせていただきます。

12/28

(火)

12/29

(水)

12/30

(木)

12/31

(金)

1/1

(土)

1/2

(日)

1/3

(月)

1/4

(火)

〇:営業日 ✖:休業日

12月28日午前11:30迄に、ご連絡いただいたご注文は、翌日以降ご指定日にお届けいたします。

11:30以降のご注文につきましては、翌営業日2022年1月4日(火)より順次発送手配をさせていただきます。

ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。

ホームページ、電話からのお問い合わせにつきましては、2022年1月4日(火)以降順次回答、およびご連絡させていただきます。

以上

 

2021年11月吉日

ドクターウエルネス株式会社

【大感謝!!】プラセンティコラジェル終売 感謝をこめてご奉仕セールのご案内

2014年4月より販売しておりますプラセンティコラジェル(化粧品)につきまして、誠に勝手ながら在庫がなくなり次第、販売を終了させていただくこととなりました。

これまでご愛顧賜りました皆様に感謝を申し上げるとともに、ご迷惑おかけしますことを深くお詫び申しあげます。

終売に伴い、これまでの感謝を込めて2021年12月1日(水)のご注文より、在庫限り特別価格で販売するキャンペーンを実施いたします。在庫が少量のためお早めにご注文ください。

今後とも皆様によりよい商品をご提供できますよう企画や開発を進めて参りますので、より一層のご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申しあげます。

2021年11月吉日

ドクターウエルネス株式会社

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☆キャンペーン内容☆

 

【商品名】:プラセンティコラジェル(化粧品)

【価格】:特別価格 2,500円(税込)/(定価 6,600円)

【購入条件】:お一人様3本までとさせていただきます。

【送料】:お買上額 5,000円(税込) 以上・・・送料無料

     お買上額 5,000円(税込) 未満・・・全国送料 一律 500円

※こちらは割引対象外商品となります。ご了承ください。

和膠(にかわ)

<和膠(にかわ)の発展における歴史>

膠の用途は、紙や木製品の接着が主で、研磨布紙、ガムテープ、マッチ、墨、岩絵具、電解製錬(銅、鉛、亜鉛の電解製錬の添加剤)があげられます。和膠生産が活発になるのは、明治30年(1894)の日清戦争勃発に伴うマッチ製造がきっかけです。それまではアメリカやヨーロッパからの輸入品を使用していました。兵隊さんにタバコが支給されるようになり、それに伴う需要の拡大が背景にあります。

マッチ用の膠は、接着力と耐水性が求められることから洋膠が好ましいのですが、高価であり量も少ない輸入品であったことから、和膠の上物が使われました。その後、家内製手工業での和膠の生産者が生産量の増大に伴い機械化を進めることで洋膠(ゼラチン)の製造を開始。機械の導入によって、小規模製造業者が淘汰されていった経緯があります。

 

<和膠(にかわ)の特性と使用用途>

膠の特性として温めると溶液になり、冷めると固形になる性質があります。バイオリンをはじめとした木管楽器には、接着剤としての膠が必須です。オルガンの鞴(ふいご)の接着剤としても、膠が必要です。製造業者は、修復が出来る事を前提としていたのかもしれません。

一時期、合成接着剤を使用していたのですが、演奏者からの要望なのか、製作者の要望なのかはわかりませんが、接着剤は膠に落ち着いています。

建材の接着剤としての需要も健在です。合成接着剤の場合、有機溶剤を使用しなくてはなりません。シックハウス症候群に対応するために合成接着剤のかわりに膠を使用する事があります。

膠の生産業者の廃業に伴い、膠が入手困難になった時期があります。膠を使用していた日本画家、書道家、美術修復家を中心として、膠の必要性の啓蒙と製造技術の保存に関する研究会(膠文化研究会)が発足しました。

この活動が契機となり、ゼラチン製造会社が和膠の製造を復活させ、供給しています。その結果、先に行われた宇治の平等院の改築や絵画の修復にも膠が活用されるようになりました。

 

<和膠と洋膠(ゼラチン)の違い>

和膠と洋膠(ゼラチン)の違いは、たんぱく質の純度にあります。その結果、接着力に違いが出来ます。

和膠と洋膠のどちらも、原料のほとんどが皮ですのでコラーゲンが主です。コラーゲン以外のたんぱく質や糖、少量の脂質が混在しているのが和膠です。一方でコラーゲン純度が高いのが洋膠(ゼラチン)とされており、和膠に比べて接着力が弱くなってしまいます。

ゼラチンはコラーゲンの変性物(立体構造が壊れている)です。温度が高い場合はゼラチンの分子が分散していますが、冷えてくると部分的に立体構造が戻ることで離水して固まります。固まる部分が均一でないので接着力にムラが出来ます。

和膠の場合、このムラの部分に夾雑物が絡まることで固まる強度を均一にするため、接着力が高くなると考えられます。時と場合により、純粋にしすぎるのも良くない場合がありますね。

 

膠模式図

 

乾燥が改善されました。

毎年冬になると粉吹き芋のように顔がカサカサになっていたのが、飲み始めて改善されました。
ひざ下のカサカサも気になりません。

写真用ゼラチン(洋膠)

<写真用ゼラチンの歴史>

 第一次世界大戦以前は、写真用ゼラチンの国内生産は純度の問題がありイギリス、アメリカ、フランス、ドイツからの輸入に頼っていました。第一次世界大戦のあおりで、ヨーロッパからの輸入が途絶え、アメリカからの輸入に依存していました。この時期の品不足を補うために、日本国内でも大規模生産を開始します。

そんな中、第一次世界大戦が終結。ヨーロッパからの輸入が再開し、競争力のない国内工場は製造中止となりました。ところが当時、写真用の高級印刷紙(アート紙:ゼラチンが使用されています)の国内製造が始まっています。

大正になると日本映画が隆盛期を迎え、フィルムの需要が急激に伸び、国内製造が始まりました。しかし、この段階で使用されるゼラチンは、大部分が輸入です。輸入ゼラチンは、生産環境の違い(ヨーロッパやアメリカは、比較的乾燥しています)から、日本の高温多湿の風土によってもどりが生じたり、カビが出易くなる欠点がありました。

国産写真用ゼラチンの製造は、六桜社(現コニカミノルタ株式会社)と野洲写真科学工業所(現野洲化学工業株式会社)の共同研究によるもので、昭和9年度に1日2,000ポンド(約100kg)が作られているという報告があります。

今ではもっと生産量は多いですが、その当時としては、やっと欧米に追い付いたというところでしょう。

 

<写真用ゼラチンの発展と現在>

ゼラチンが写真用フィルムの乳剤に利用されるようになったのは、ゼラチンの特性によるものです。写真用フィルムの感度は、乳化剤として使用されるゼラチンの性能に依存します。

工業用ゼラチンの発展は、写真用ゼラチンの開発と表裏一体でした。国際標準化のための分析方法の確立は日本が主導して行い、パギイ (Photographic Gelatin, PAGI) 法として報告しています(パギイ法 写真用ゼラチン試験法 第10版(2006年度版))。この頃のゼラチンの製造技術は、日本が世界一だったんですね。その関係もあり、日本製のカメラやフィルムの世界的な認知度が高まったようです。

しかし残念なことに、デジタルカメラの開発により、記憶媒体の変化に伴い写真用ゼラチンの開発研究は下火になり、工業用ゼラチンの需要が急激に低下しているのが現状です。

そんな中、富士フィルムが未だにフィルムを製造している理由は、記憶媒体としての重要性や写真家の要望から「取りあえず残している」というものかもしれません。

デジタルカメラにはない芸術性が、フィルムにはあります。学生時代、白黒写真の現像は自分で行っていたので、なんとなく郷愁があります。現像する際は、タンクにフィルムを巻き取るのに暗室にこもりました。酢酸で現像液を停止するので、どこか酸っぱい思い出です。

 

 

コラーゲンケーシング

<コラーゲンケーシングとは?>

コラーゲンケーシングというものを、ご存知でしょうか?

コラーゲンケーシングとは、ソーセージの皮の一種です。コラーゲンケーシングでできたソーセージの皮は、コラーゲンにセルロースを混ぜて、少しグリセリンを加えて作られています。コンビニエンスストアーで売られているフランクフルトの皮の部分を思い浮かべると、わかりやすいでしょう。

コラーゲンケーシングのソーセージは真っ直ぐなのが特徴です。天然羊腸は曲がっており、さらに端が結んであるため、違いが分かります。また、天然羊腸の方が最初にかじった時のパリット感が強いですね。

コラーゲンケーシングのコラーゲンの原料は、ウシの皮が使われています。皮革製造の際に革の厚みを均一にするためにスプリット(分割)という作業工程があります。そこで削り取った皮の部分を利用して、サラミ用ケーシングとして販売したのが最初です。学生時代のビールのお供でした。

日本人好みの小さなサラミは、紙で覆っているイメージが強いですが、通常のサラミはコラーゲンケーシングの場合が多いですね。保存食向けの食品包装材で、通気性が良いことから燻煙処理をすると、日持の向上が期待できます。本当にエコです。

 

<ソーセージの歴史と技術の進化>

ソーセージの語源は、ラテン語のSALSUSで、英語のSALTEDに相当します。すなわち、塩を意味するSAUおよび雌豚を意味するSAWとスパイスのSAGEを組み合わせて言葉が作られたといわれています。(バスコダ・ガマが胡椒を求めてインドに到達したのは有名な話ですよね)。

4世紀の時点で、ギリシャでソーセージは一般的な食品になっており、11世紀の十字軍の遠征で世界に普及しました。その結果、ウィーン(スイス)、フランクフルト(ドイツ)、ボローニア(イタリア)などの地域の名前を冠したソーセージが出来たといわれています。また、ホットドックの始まりは、アメリカでソーセージを売っていたドイツ人が熱々のソーセージを売り出すことを思いつき、持つためにパンに挟んで発売したのが最初のようです。

日本では、ウィンナーは20mm未満、フランクフルトが20~36mm、36mm以上をボローニアソーセージと規定しています。内容物やケーシングに規定は無いようです。赤いウィンナーをタコの形に切ると、子供さんは喜びますよね。この赤ウィンナーは日本人が開発したもので、肉の発色が上手くいかなかったため赤く色を付けたという話です。

そういえば、魚肉ソーセージも日本初ですね。ビキニ環礁での水爆実験の影響でマグロが売れなくなり、余ったマグロを加工したのが魚肉ソーセージの始まりです。この加工技術は本当にすごくて、室温で販売可能になっています。

魚肉ソーセージの包装は「ロケット包装」というものです。チューブフィルムに食品を充填し、円筒状になったものの両端をアルミワイヤーで結索(クリップ)して、絞った形状をしています(現在は、両端を超音波で留めるエコクリップに代わっています)。この「ロケット包装」はレトルト殺菌によってフィルムを収縮させる構造です。収縮すると内容物からの離水を防ぐことから、常温流通が実現できました。

フィルムと肉質の密着度の度合いは、微生物汚染を防ぎ、内容物を効率的に得られるかどうかを左右します。理想の密着度は、フィルムを剥がした時にフィルム側全体に、ごく薄く内容物が付着する程度が望ましいということです。本当に日本の技術は素晴らしいですね。

機能性食品としてのコラーゲン

コラーゲン加水分解物が世に出てきたのと同じ時期に、機能性食品としてのコラーゲンが注目され始めます。健康ドリンクの走りとして登場したのが最初です。ある化粧品会社がコラーゲンをドリンクにして販売したところ、女性向けの雑誌が飛びつきました。その後、お菓子会社が量産するようになり国内でのコラーゲンに関する認知度が高くなったといえます。テレビの情報番組や健康をキーワードにした番組が取り上げたのが大きいですね。

学術団体の有者は、コラーゲンを摂取する事に疑問を呈する事が多く、コラーゲンの摂取効果に関する研究を発表すると、かなり否定的なお言葉を頂戴したことを、今も思い出します。当時は、骨と皮膚の効果に関する研究を中心に行ってきました。その間、コラーゲンを食するとコラーゲン特有のペプチド(アミノ酸が複数個つながったもの)が血液中で確認できたという報告がありました。

当時の生化学の教科書では、「たんぱく質は、アミノ酸まで分解されて吸収される。」という事が書いてあります。これが覆されたという事です。

コラーゲンを食べるとコラーゲンにしかないアミノ酸の塊を吸収できます。この塊が体中に行き渡り、いろいろな働きをすることが明らかになっています。

最近では、あまり問題視されなくなったので、本書のようなことが記述できるようになりました。いろいろな分野で利用されるコラーゲンやコラーゲン加水分解物の摂取効果について話を進めて行きたいと思います。

 

【阿膠(あきょう)】

<阿膠(あきょう)とは?>

コラーゲンの機能性食品としての認知度は高くなっています。まず、漢方薬の素材である阿膠(アキョウ)について話をすすめます。

阿膠は、Asini Corii Collasという学名を持っています。日本薬局方外生薬規格(局外生規)で掲載されている生薬として、古くから利用されてきました。ウマ科動物のロバ(Equus asinus L.)の毛を除いた皮を加熱抽出し、濃縮乾燥した膠(にかわ)の塊です。

阿膠の薬用としての歴史は古く、紀元前500年の『五十二病方』『神農本草経』で上品と格付けされており、650年の『千金翼方』に「無毒、主に心腹内崩や極度の過労を治療する」と記載されています。曹操の三男曹植は、阿膠を「仙薬」と称し、「永世難老(末永く老けずにいられる)」と『七歩詩』に詠んでいます。また、楊貴妃が飲んでいたという記述もあります(全唐詩・宮詞補遺 巻五、肖行操)。

阿膠の効能として、補血(造血)、益気、婦人病改善、強筋骨、滋養強壮、免疫力増強がいわれており、温経湯や黄連阿膠湯などの漢方薬に処方されています。

……今回の話は、漢字が多いので読みにくいですね。要は、「漢方薬として昔から利用されてきました」という事を紹介したいだけです。

 

<なぜロバ?>

漢方薬としてコラーゲンが使われているのですが、『なぜ、ロバ?』ということが疑問でした。色も茶色で、独特の獣臭があります。

中国において、ロバは身近な動物ですね。特に輸送手段としても重要で、荷物の運搬、ヒトの輸送などにも用いていました。おとなしいので飼育が容易であり、粗食に耐え、肉としても利用できます。しかし皮を鞣し、革として利用するには薄くて小さいです。阿膠に加工する手間がかかるのが問題になりますが、身近な動物の活用という意味もあったのかもしれません。

 

<阿膠=コラーゲンは婦人向けの効能が認識されていた>

阿膠の使用用途は婦人用の処方が多いという点も面白いですね。

「温経湯(ウンケイトウ)」は、月経異常や不妊、温疹などの皮膚症状の改善に効果を示します。「黄連阿膠湯(オウレンアキョウトウ)」は、のぼせ気味でイライラして眠れない症状の改善、皮膚のかゆみの改善に効果を発揮します。

昔から、コラーゲンによる皮膚の改善効果を認識されていたのも興味深いですね。

 

【コラーゲンの代謝】

コラーゲンを構成するアミノ酸は、グリシン・プロリンが豊富です。これらは非必須アミノ酸であり、コラーゲンには必須アミノ酸が少ないという特徴があります。その為、栄養成分としてのたんぱく質の評価基準であるタンパク質価は、ゼロとされています。たんぱく質の全てをコラーゲンとすると体重減少を引き起こすことになります。

コラーゲンを構成するアミノ酸のなかで、最も多く含まれているのがグリシンです。グリシンは、1番構造が簡単なアミノ酸です。血中でグリシンの濃度を測定しても、それほど量が多くないことも分かっており、直ぐに代謝していることも判明しています。

 

<コラーゲンを増やすには?>

コラーゲンは、「体を作っているたんぱく質」という認識です。なにもコラーゲンを食べなくても、たんぱく質を食べていればコラーゲンは作られると考えられています。しかし、そうとばかりは言えなくなってきた感もあります。

「たんぱく質を食べればコラーゲンが作られるのではなく、コラーゲンを食べると体中のコラーゲンの量が増えるのでは?」というのが、現在の研究による見解です。その原因が、血液中で見つかったコラーゲン特有のペプチドの作用にあります。

多くのヒトはコラーゲン加水分解物を食べると、約30分後に血液中でコラーゲン特有のペプチドが検出できます。その後、皮膚でも確認できるようになります。意外に早く、体中を駆け巡っているのには驚きました。他のたんぱく質ですと、検出できるほどの量のペプチドが無いため、コラーゲンはヒトと相性が良いのでしょうね。

 

<コラーゲンの働き>

主に血液中で検出できるペプチドは、アミノ酸が2個結合したペプチドですが、分子量が比較的大きいペプチドも検出できることも報告されています。

つまり、「たんぱく質を食べるとアミノ酸で吸収される」という教科書の言葉が「たんぱく質を食べると、アミノ酸と、一部低分子のペプチドとして吸収される」という風に書き直されると思います。

ある程度の大きなペプチドが吸収されるから、食品アレルギーのアレルゲンにもなるという事ですね。

しかし、コラーゲン由来ペプチドであるプロリル-ヒドロキシプロリン(Pro-Hyp)が、線維芽細胞の細胞遊走(皮膚組織を培養すると、組織から細胞がこぼれ落ちてきます)を早めたり、軟骨細胞に作用し関節軟骨を保護したりするという報告があります。また、滑膜細胞のヒアルロン酸の合成を高めることで変形性関節症を改善する可能性があるという報告も存在します。

コラーゲン摂取後に血中へと移行するペプチドPro-Hypが、細胞、器官、そして組織に有益な機能を付与する可能性が考えられています。

 

【コラーゲン摂取による皮膚への効果】

コラーゲンは、美肌効果を期待する機能性食品としての認知度が高く、健常女性の皮膚の角質層水分量が増加する事、シワの改善、肌の粘弾性の改善、皮膚の水分量の改善およびシワの減少、角層水分量や水分蒸散量の改善効果について報告されています。

 

【褥瘡、スキン-テア】

 褥瘡は寝たきりといった状態によって体が体重で圧迫され、血流の悪化から皮膚の一部が赤みを帯び、ただれたり、傷が出来る事です。一般的には床ずれとも言われています。

褥瘡対策として体の向きを変える事が推奨されています。コラーゲン摂取効果に関して、褥瘡患者での試験があり、有効性が確かめられています。

試験の内容とは、複数の介護施設においてコラーゲン加水分解物を10g/日で摂取してもらう、というものです。試験の結果、褥瘡治癒評価スケールのスコアの改善、皮膚の水分量や弾性が改善する事が報告されています(Lee, Adv Skin Wound Care 2006; 19(2):92. Yamanaka, J Nutr Intermed Metab 2017, 8:51)。

スキン-テア(皮膚裂傷)とは、「摩擦・ずれによって、皮膚が裂けて生じる真皮深層までの損傷(部分層損傷)」と定義されています。加齢に伴い皮膚が脆弱になることで生じます。褥瘡や医療関連機器圧迫創傷、失禁関連皮膚障害などの持続する圧迫やずれで生じた創傷や失禁によっておこる創傷とは異なるものです。

有症率は、長期療養型施設で2.23〜92%、65歳未満が0.15%であるのに対し、65歳以上74歳未満で0.55%、75歳以上で1.65%と報告されています(Sanada, Geriatr Gerontol Int 2015, 15(8):1058)。

加齢に伴うスキン-テアの有症率の増加は、皮膚の乾燥と柔軟性の喪失によるものとされています。皮膚中のコラーゲンやヒアルロン酸の減少、エラスチンやコラーゲンの架橋に伴う粘弾性の低下が顕著になってくるから、と考えられています。

リハビリテーション病院の高齢患者39名を対象にコラーゲン加水分解物を1日に10g摂取してもらった結果、食べていない方に比べて皮膚角層水分量と弾性が高くなっていることが報告されています(Nomoto, Adv Skin Wound Care 2020; 33(4):186)。

これらの研究から、栄養学的観点からコラーゲン加水分解物が、褥瘡やスキン-テア予防のための栄養管理のための機能性食品として推奨されています。

褥瘡やスキン-テアに関する報告を確認して、コラーゲン摂取の重要性を改めて認識しました。自分たちが研究してきたのは、モデル動物や皮膚細胞を使った研究だったので、なんとなく自信が無かったのですが、他の研究者がヒトで証明してくれたのです。

 

<なぜ、コラーゲンを食べると皮膚の角質水分量が高くなり、粘弾性が高くなるのか?>

コラーゲンを食べないと生成されないペプチド(アミノ酸が複数個結合している)が腸から吸収され、血流にのって皮膚の細胞に到達します。これが引き金となって、皮膚の保水性や粘弾性に関係するコラーゲンやヒアルロン酸の合成を促していると考えられます。

また、合成が進むと分解も刺激を受けるため、溜まっていた老廃物の廃棄も進むと考えられます。コラーゲンを食べることは、加齢老化の改善になるという事ですね。

~コラーゲンを食べさせる研究をしてきて良かったと思いました~

 

 

化粧品としてのコラーゲン

化粧品として利用されるコラーゲンには、未変性のテロペプチド部を酵素分解したアテロコラーゲンおよびサクシニル化修飾アテロコラーゲン、コラーゲン加水分解物、コラーゲンに由来するアミノ酸であるヒドロキシプロリン、およびアセチル化ヒドロキシプロリンがあります。

大部分の化粧品は、コラーゲン加水分解物を使用することが多いですが、未変性コラーゲン配合化粧品や凍結乾燥コラーゲンに水を加えて使用するものも発売されています。また、レシチンにコラーゲン加水分解物を保持させたものも登場しており、完全化学合成したコラーゲンペプチド(Gly-Pro-Hyp)6も販売されています。このように、一口でコラーゲンといっても、内容はかなり違いますね。

 

<なぜ化粧品にコラーゲンを混ぜるの?>

コラーゲンを化粧品に配合する意味合いとして、コラーゲンの持つ保湿性にあると考えられるでしょう。また、コラーゲンは使用感が良いため、多くの商品に配合されています。安全性も高く、無色・無臭であり、他の配合原料と混ぜても問題が生じにくいという特質があります。

さらにコラーゲンは弱酸性~中性で溶解するので化粧品として混ぜやすく、その上コラーゲンの美容に関するイメージが良い事というのも、化粧品に多用される理由です。

 

<コラーゲンの経皮吸収性>

化粧品としてのコラーゲンの保水効果を構造の面から考察している論文があります(谷原正夫 監修、コラーゲンの製造と応用展開2009; 第12章 化粧品とコラーゲン:143)。棒状分子であるコラーゲンが、皮膚表面に薄い膜を形成して広がり、水分蒸散を抑制します。コラーゲンの分子上には、疎水性と親水性の部分が交互に存在していることから、緩和な界面活性作用および有効成分の保持能を高めていると報告しています。

また、コラーゲンは皮膚の角質層との馴染が良く、表面に広がる感じです。クリームの使用感を確認するのに内側の腕に伸ばしますよね。コラーゲンが入っていると、その効果が高いという事です。

皮膚の上でコラーゲンが伸びている

経皮吸収性に関しては、疎水性と親水性のバランスにもよりますが、分子量1000以下であれば吸収されるといわれています。コラーゲン加水分解物の場合、分子量が1000よりも小さければ吸収される可能性があるという事ですね。毛穴から吸収されることも多いようです。

機能性化粧品というのが日本人の好みに合うようで、「保湿効果バツグン!」「皮膚が若返る!」といった謳い文句をよく見かけます。これまでの化粧品の概念は、皮膚吸収しない、させない、というような素材が選ばれてきましたが、積極的に吸収を謳う化粧品に進化したという事でしょう。

 

医療用途としてのコラーゲン

高分子系生体材料は、組織や臓器の機能を代替し、修復する機能を保持している必要性があります。生体内において細胞は細胞外マトリックスに囲まれており、多くの場合、コラーゲンを主成分としています。

医療用途としてのコラーゲンは生体内で分解される高分子が用いられることが多く、細胞の足場材料としての意味を持ったものです。生体材料としては、生体適合性、生体吸収性、加工性を有する必要があります。

天然高分子材料としては、コラーゲン、ゼラチン、グリコサミノグリカン、キチン、キトサン、ヒアルロン酸などが用いられています。一方で、合成高分子材料としては、ポリ乳酸(PLLA)、ポリグリコール酸(PGA)、乳酸とグリコール酸の共重合体(PLGA)、ポリカプロラクトン(PCL)などが主です。天然高分子材料のみでは、機械的強度の保持が難しく、合成高分子との複合化材料も開発されているのが現状です。

 コラーゲンは、再生組織や臓器の機能を代替・修復するための生体材料として重要であることは紛れもない事実です。特に、細胞の足場として有用な材料であることは間違いありません。しかし、物理的強度が確保できず、合成高分子とのハイブリット材料として利用されることが多いのが現状です。

最後に

コラーゲンは身近な素材で、気づかないところで利用されています。フランクフルトの外側の膜は、主にコラーゲンケーシングです。細切したウシ皮を酸性条件下でペプシンを用いて可溶化してセルロースを混合しています。さらに、筒状に吐出成形し、架橋・加脂し、乾燥したものです。

このように、コラーゲンは何気なく食している素材でもあります。ここに示したのはほんの一例で、その利用法は益々広がって行く素材と考えられるでしょう。

本稿を執筆するのに文章が硬く、非常に心苦しく、読者の方に難解に思えたのではないかと思います。この場をお借りして深謝させていただきます。

飲み忘れると足が痛くなります。

マリンコラーゲンを切らし、買い忘れる(飲み忘れる)と、足の痛みを感じます。
股関節の右に人工関節が入って10年程経ちました。
友人からの勧めで購入して、ずっと飲んでいます。
左足は人工骨が入っていないので、このままなしでいけたらと思っています。

運送会社変更のお知らせ

平素は弊社商品をご愛顧賜り厚く御礼申し上げます。

この度、弊社の業務効率化を図るため、2021年9月より商品の発送業務を外部業者へ委託することになり、下記の内容へと変更させて頂きますのでお知らせいたします。

現行:ゆうパック・クロネコヤマト

変更後:佐川急便・クロネコヤマト

※運送会社変更に伴い、配送時間帯20-21時枠がなくなります。

ご不便をお掛けいたしますが、ご理解賜りますようお願い申しあげます。

 

➣ヤマト運輸 配達時間帯(※代金引換時のクレジットカード利用可)

午前中14-16時16-18時18-20時19-21時指定なし

➣佐川急便 配送時間帯(※代金引換時のクレジットカード利用可)

午前中12-14時14-16時16-18時18-20時19-21時指定なし

 

以上

 

2021年8月吉日

ドクターウエルネス株式会社

 

スッキプもできる!

喫茶店のマスターに勧められて今は元気で、スキップも出来てます。

老眼が良くなりました

老眼が良くなった。
2年程飲んでいると、部屋が明るくなったような気がします。

オリンピック・パラリンピック開催による祝日の移動と配送への影響について

お客様各位

 

平素は弊社商品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。

本年は、2021年7月23日(金)から9月5日(日)の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に伴い、「海の日」、「スポーツの日」、「山の日」の祝日が移動となっております。弊社におきましても移動後のスケジュールに沿った営業をさせていただきます。

大会開催期間中は、東京都内および各競技開催地域で大規模な交通規制が行われる予定です。

この影響により、各競技会場の周辺地域を中心に、一時的に荷物のお届けに遅れが生じる場合があります。また、対象地域以外でも一時的に遅れが生じる可能性があります。

お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

● 祝日の移動日

2021年7月22日(木)海の日(7月19日から移動)
2021年7月23日(金)スポーツの日(10月11日から移動)
2021年8月8日(日)山の日(8月11日から移動)
2021年8月9日(月)8月8日の振休

● お届けに遅れが生じる可能性がある期間

2021年7月22日(木)~8月8日(日)
2021年8月17日(火)~9月5日(日)

2021年7月15日

ドクターウエルネス株式会社

事務所移転のご案内

拝啓 平素は弊社商品をご愛顧いただき厚く御礼申し上げます。

さて、この度弊社は業務の効率化を図るため、事務所を下記住所へ移転することになりましたのでご案内申し上げます。

今後とも弊社変わらぬお引き立てを賜りますよう、お願い申し上げます。

*2021年6月28日より新住所にて営業開始いたします。

尚、移転に伴い営業時間を6月25日(金)は正午までで注文を締め切らせてい

ただきます。ご了承ください。

敬具

2021年6月吉日

ドクターウエルネス株式会社

代表取締役 清水 康裕

新住所 / 電話番号

〒130-0025 東京都墨田区千歳1-6-1 TANAKAビル4階

TEL: 03-6659-9927 /  (フリーダイヤル) 0800-100-5610

FAX: 03-3846-0200

※フリーダイヤルは変更ございません。

ホームページをリニューアルしました!

ドクターウェルネスのホームページをご覧くださり、ありがとうございます。

この度、ホームページをリニューアル致しました。

ドクターウェルネスでは、自然由来のマリンコラーゲンやプラセンタコラーゲン
を原料とする各種製品を製造・販売しております。

とりわけ関節やお肌の調子を取り戻す効果に関しては、どこよりも安心・安全・高吸収を自負しています。
皆様のお体の若々しさを保つために、ドクターが自ら開発し、国際特許を取得した、安全で効果が立証されたコラーゲン製品・化粧品を自信をもってご用意しております。

ご購入は本サイトのネットショップはもとより、百貨店その他のお店でも可能ですので、お試ししたいとお考えの品物がありましたら、お気軽にお問合せください。