コラーゲンには種類がある

コラーゲンの種類

コラーゲンサプリメントの原料は、大きく分けて動物由来と魚由来の2種類です。

コラーゲンサプリメントの原料

動物由来のコラーゲンは、鳥や豚の皮から抽出されています。
動物由来コラーゲンは分解能があまり高くなく、消化もしにくいとされています。

魚由来のコラーゲンは、養殖魚の鱗や天然魚皮からコラーゲンを抽出したものです。
魚皮由来よりも鱗由来のほうが価格は安く、手軽に試せます。

しかし鱗はとても堅いため、コラーゲンを抽出する際に塩酸を使用するのが一般的です。
塩酸はタンパク質であるコラーゲンも一緒に溶かしてしまいます。そのためサプリメントとして摂取をしても、効果を充分に実感するのは難しいでしょう。

また、残留塩酸の可能性も無視できない問題です。
塩酸は劇薬であり、胃を荒れさせるといった悪影響を体に及ぼします。
一方で魚皮由来は鱗に比べて高価な場合が多いです。

魚皮は鱗よりも柔らかいため、加熱と酵素のみでコラーゲンを抽出できます。
塩酸のようにコラーゲンを溶かすことはありません。完全な形で取り出し、コラーゲン本来の力を持ったままサプリメントとして加工されるため、効果をわかりやすく実感できるでしょう。

鱗も魚皮も同じ魚由来のコラーゲンですが、抽出方法に差があります。
その結果、コラーゲンとしての効果にも大きな違いが生じます。

素材価格が高価=高品質

品質と価格のバランス

コラーゲンサプリメントの判断基準のひとつとして、「価格」が挙げられます

たとえば「魚コラーゲン」「フィッシュコラーゲン」と謳っているのに安価な製品は、鱗由来がほとんどです。鱗は本来、破棄される部分なため原価が安くすみ、販売価格も安価になります。しかし前述したとおり加工の際に塩酸を使用するため、コラーゲンが破壊されて、本来の機能は損なわれている場合が多いです。

一方で皮は加工に手間がかかり、原価も高価。そのため販売価格も決して安くはありません。
しかし良質なコラーゲンを充分に摂取でき安全面にも優れているため、コストパフォーマンスで劣っているとは考えにくいといえます。