最後に

コラーゲンは身近な素材で、気づかないところで利用されています。フランクフルトの外側の膜は、主にコラーゲンケーシングです。細切したウシ皮を酸性条件下でペプシンを用いて可溶化してセルロースを混合しています。さらに、筒状に吐出成形し、架橋・加脂し、乾燥したものです。

このように、コラーゲンは何気なく食している素材でもあります。ここに示したのはほんの一例で、その利用法は益々広がって行く素材と考えられるでしょう。

本稿を執筆するのに文章が硬く、非常に心苦しく、読者の方に難解に思えたのではないかと思います。この場をお借りして深謝させていただきます。